コロナの影響で一時期人が少なくなっていたジムも運動不足の解消にと少しずつ人が増えてきました。その中でもどんどん競技人口が増えているのが、みんな大好きなベンチプレス。
今日はそんなベンチプレス を始める人達に特に知ってほしい、ベンチプレスの平均重量・芸能人の記録・世界記録の話です。
ベンチプレス平均

全くベンチプレスの経験がない人がベンチプレスをやってみた際に1回挙げられる重さの平均はは女性が20Kg 男性は40Kgと言われています。
しかし実際に私がジムで補助に入ったり指導している感覚では、いきなりの初心者の女性で20Kgなんて全く無理な人が多いと感じています。
また男性でも40Kg上がらない人の方が多く、個人的な体感では35Kgは上がるけど40Kgは上がらないといった方が男性では多いと感じます。
ベンチプレス重量別こんな人表

では、次にベンチプレスの重量別に挙げられる人の特徴を見てみましょう。
- 30Kg 男性だと平均より下の印象ですが、実際は30kgからスタートする方はかなり多く一般的なスタートライン。女性でいきなり30kg挙げられる人は普段から比較的荷物を持ったり、過去に部活動などでしっかりと筋肉が成長している方ではないと難しいレベルの重さです。
- 40kg 男性の平均的な重さと言われている。女性でスポーツなど未経験者で、いきなりあ挙げる事ができる人はまず、いない重さ。
- 50Kg 平均より上です。初めてでしたら自信を持っていいと思います。しかし筋トレの経験はなくても運動部や普段からスポーツしてる人なら挙げられるレベルの重さです。
- 60Kg スポーツの経験もなく筋トレも未経験で挙げられる人はまずいないと思います。もし挙げる事が出来たら、そこから大会を目指してほしいぐらいの潜在能力の高さを持ち合わせてると思います。
- 70Kg 一般的に力持ちと言われるレベルだと思います。スポーツ、筋トレ未経験30Kgスタートの人でも正しいトレーニング、正しいフォームで行っていれば3ヶ月ぐらいで到達する事が可能な重量です。

80Kg かなり力持ちと言えると思います。何もした事ない人が挙げられる可能性は、ほぼ0に等しいと思います。体育会系の部活の中でも柔道部、レスリング部、アメフト部の人達は初めてのベンチプレスでも挙げられる人がいます。私の指導経験の中では、この重さを境に伸び悩む人が出てくると感じます。
- 90Kg 最低でも半年以上はトレーニングしないと難しい重量。80Kgの壁を超えられた人達ならベンチプレスが楽しいと感じてきてる重さ。しかし2.5Kg重量をアップさせる事も大変だと感じてくる時期だと思います。
- 100Kg 夢の3桁!!このレベルになると一般のジムでは、あまり見かけ無いレベルかもしれません。自慢していいレベルかな?と思いますが努力してやり続ければ誰でも到達できますので、自慢のしすぎに気をつけて下さい。(私が最初に行ったジムは100Kg挙げる人がゴロゴロいて行くのが嫌になりました笑)
芸能人、有名人のベンチプレス記録

47Kg | 浅田真央 |
50Kg台 | 千原ジュニア カンニング竹山 田村亮 香取慎吾 |
60Kg台 | 谷亮子 ブラマヨ小杉 有吉弘行 ザキヤマ |
80Kg台 | 押尾学 堀江貴文 |
90Kg台 | 古田敦也 小島よしお ラファエル(人気YouTuber) |
100Kg台 | オードリー春日 長渕剛 草野仁 レイザーラモンHG |
110Kg台 | GACKT 武田真治 ダルビッシュ有 松井秀喜 清原和博 |
120Kg台 | 武田真治 中井りん 山本KID マイケルジョーダン |
130Kg台 | 松本人志 なかやまきんに君 |
150Kg台 | ボビーオロゴン 篠原信一 金本知憲 |
160Kg台 | 角田信明 テレンスリー |
170Kg台 | 室伏広治 長嶋一茂 井上康生 |
200Kg台 | アントニオ猪木 佐々木健介 長州力 貴乃花 |
驚きなのは浅田真央さんの47kgです。浅田真央さんの細身の体型で47kgを挙げる事ができるのは正直驚きです。アスリートとしてしっかりとトレーニングをしている素晴らしい成果だと思います。
またTEPPENなどの芸能人ベンチプレス大会でお馴染みの武田真治選手もMAX120Kgを挙げる事が出来ます。この記録も体重の2倍を挙げられる素晴らしい記録です。
ベンチプレス 世界記録

ベンチプレスの世界大会にはノーギアとフルギアと大きく分けて2つに分かれています。
ギアとはベンチプレスの競技専用に作られたシャツの事で、強度が高くフォームがしっかりと固定される為、ギアの着用をなしで行うノーギアの大会より圧倒的に高重量の記録が飛び出すのも魅力の一つです。
ベンチプレス世界記録 ノーギア編
まずノーギア(ベンチプレスシャツなし)の世界記録ですがキリル・サリシェフ選手が335Kgを達成しています。
はっきり言って化け物です。生身の体でこの重さが挙げられるのは正直考えられません。
答えを出す前に記録の内容ですが、この世界記録は少し古く2013年にポールタイニーミーカー選手が樹立してます。もちろんこの記録は現在(2020年11月)も打ち破られる事なく存在しています。この選手の圧倒的パワーには医学界からは本当に人間なのか?と疑問の声が出る結果立ったと言われています。
では、答えですがなんと・・・500Kgです。
人間が二本の腕で500kgを持ち上げてしまうというだけでも信じられませんがベンチプレスシャツを着用すると、着用なしの記録を150Kg以上も上回るというのも驚愕です。
動画を見て分かる通り以上なまでのハードなトレーニングをしています。しかしこの重さになると努力だけではどうする事もできず、生まれ持った肉体自身のポテンシャルや筋肉の発達の才能などが、かなり必要になります。
ベンチプレス記録のまとめ

世の中には想像もできない様な重さを持ち上げる事が出来る選手が沢山いる事に驚きです。しかし最初に書いた通り、初めてやる人の平均は30kg程度です。
もちろん現在のトップ選手も初めは、その程度の重さから始めています。ベンチプレスを始める人の多くは目標を持ち100kgに憧れを持つ人が多いと思います。
時間はかかりますが、どんな人でも努力をし続ける事で必ず成長し目標を達成する事ができるのもベンチプレスの面白い点です。
軽い重さでやるのが恥ずかしいなんて声を聞きますがハッキリ言って全員が通過している道なので、恥ずかしいどころか周りは必ず応援してくれます。